自粛中に作ったオパールとシードパールのペンダントヘッド。
楕円のオパールを半分にカットして、間にシードパールを留めたデザインです。

オパールとシードパールの相性の良さは、これまでに確証済ですが、今回は思い切ったアレンジ。
個性的な感じですが、実物は繊細で上品な雰囲気で、素敵に出来上がったと思います。

使用しているシードパールは、アコヤ真珠のハーフパールです。
(シードパールというのは2mm以下の小さな真珠の総称で、アコヤ真珠や淡水真珠のシードパールがあります。)
作業中にうっかり息で吹き飛ばしてしまいそうな小ささですが、ジュエリーになるために貝から生まれて、巡り巡ってジェイパールにきてくれたシードパールは本当に大切な宝物です。

小さな真珠がオパールの遊色を引き立て、またオパールも真珠の存在感を際立たせてくれています。

どんな天然石とパールの相性がいいのか考えるのは、とても楽しいです。
お客様の自由な発想に触発されることもあります。
今年の2月に作ったロンドンブルートパーズとシードパールの取り巻きのペンダントヘッド。
こちらの組み合わせもすごく好きでした。

アレキサンドライトとアコヤ真珠も新鮮でした。
希少石との組み合わせは、これからやってみたいものの一つです。
リフォームで作らせていただいたエメラルドとシードパールのピアス。
控えめですが照りの美しいパールがエメラルドの色をより鮮明に見せてくれました。

パールも石もどちらもがより一層美しく見えるような、まだまだ未知の出会いがこの先待っていそうです。
あれこれと想像しては毎日夢を膨らませているところです。