松屋創業150周年の記念に作らせていただいたスズランモチーフのブレスレット。
今回、幸せのスズランのブレスレットという名前をつけました。
幸せを奏でるベルのような愛らしい花の形から、幸せの象徴とされるスズラン。
そんなスズランのモチーフをエンドレスに続けることで、幸せが永遠に続く、というテーマを形にしています。
この夏、真珠の生産地の愛媛や長崎、三重でアコヤ真珠の母貝や稚貝が大量死したというニュースがありました。
原因は断定されてませんが、地球温暖化による水温の上昇も一因であるようです。
昨今の異常気象や、現在進行形の台風もあり、真珠の今後については以前から楽観視したことはなく、貝が産み出す美しい真珠が気軽に手に入ることが寧ろ奇跡のようだとずっと感じています。
偶然出会うたびに愛しく思えて、後先顧みず、うちにおいでと集めてきたアコヤのシードパール。
自然から預かっている貴重な小さな真珠たちを、これから先一つずつ美しいジュエリーにして、大事に思ってくれる優しい人の手に委ねていくことが自分の役割だと思っています。
今回のブレスレットには、そんな大切なアコヤのシードパールと瑞々しいダイヤをスズランの花の部分に交互にあしらいました。
何を幸せと感じるかは本当に人それぞれだと思いますが、
自分のことで言うなら、リラックスして満ち足りた気持ちで穏やかな時間を過ごせるという以上の幸せはないと感じています。
そんな気持ちの中でデザインをしました。
幸せのスズランのブレスレットという名前には、身に着けてくださる方の幸せを願う気持ちと共に、自分自身も幸せ、真珠も幸せ、という気持ちを込めています。
松屋銀座1階で11月2日~12日まで展示されていますので、お時間がありましたらぜひご覧になってみてくださいね。
(幸せのスズランのブレスレット k18/アコヤハーフパール/ダイヤ 280000円+税)
*松屋創業150周年記念「150展」
11月2日(土)~12日(火)松屋銀座1階エッセンスプラス
(商品は会期後に抽選にて販売されるそうです。)