先日、愛猫のルイちゃんとワタちゃんの写真を掲載したら、何という種類の猫ちゃんですか?とのご質問をお客様からいただきました。ジェイパールのお客様には、動物の好きな方がとても多いので、紹介させていただきますね。
ルイちゃんは2年半前に、もう大人になってから、アトリエにやってきました。
飼い主に捨てられたのか、飼い主が亡くなったのか、どんな事情かわからないのですが、処分場にいたところを救出された悲しい過去のある猫です。
なので、年齢も種類も不詳ですが、おそらく、ノルウエージャンフォレストキャットという猫の種類らしい、と推測されています。
ノルウエージャンフォレストキャットというのは、北欧の神話にも登場するぐらい古い種類で、ずっと長い間ノルウエーの深い森の中に住んでいた猫だそうです。
ルイちゃんが来てから1年ほど経った頃、ルイちゃんにお友達がいた方がいいのかな、と思い始めた矢先のことです。たまたま、何年かぶりに会った友達から、事情があって猫を飼えなくなった知り合いが引き取り手を探している、とのこと。
「スウエーデン何とかかんとかという猫らしいよ!」
迎えに行くと、何とこちらは正真正銘のノルウエージャンフォレストキャットでした。珍しい話もあるものですね。
それが、ワタちゃんです。
この二匹は前世は人間で、恋人だったんじゃないかと思うほど仲良しで、ちょっとジェラシーです。

ルイちゃん。ロン毛のイケメンです。
ルイちゃん

ワタちゃん。羨ましいほど美人です。
ワタちゃん

ついでにパールちゃん。先がお楽しみ。ふわふわになる気満々なので、本人には短毛だということはまだ伝えていません。
パールちゃん


ジェイパールでは、J Pearlとviola tricolor(ヴィオラトリコロル)という二つのブランドをやっています。
J pearlは大好きなパールを中心に、私がデザインをしてアトリエのスタッフや、小さな工房の職人さん達がコツコツ制作をしてくれているのですが、ヴィオラトリコロルは、画家の松田本人が全て、一点づつ手描きで制作しているミニアチュールジュエリーです。
緻密で繊細な比類のない手仕事で、おかげさまで、コレクションしていただく熱いファンの方も多くなりました。
数も沢山は作れませんので、今は、ずっとお世話になっているアガットさんと、ジェイパール代官山でしかご覧いただけません。
私自身も自社ブランドの商品ですが、年に数回、作品がまとまって出来上がるのを心待ちにしている一人です。
昨年末、松田が、こんなプレゼントをしてくれました。
いつもの事ですが、何故か申し訳なさそうな様子で、ドキドキします、と言いながら。
ルイちゃんです。バラの花の香りを嗅いでいます。
viola to lui

箱には夢見るような瞳の手描きのワタちゃん。

viola

温かい優しい思いだけで出来ているヴィオラトリコロルの作品。見ていると、物語の中にいるようで、穏やかで心地よくて、特別な幸福な瞬間で時がとまってしまったかのような気持ちになります。


あっという間に大きくなりました。最初300グラムだったパールちゃん。
出会ってから一ヶ月半の間で800グラムになりました。元気な男の子です。
もう、おなかの虫もいなくなったので、みんなと遊べるようになりました。
パールちゃん

ふわふわのワタお姉ちゃん、こんにちは。
ワタとパール

優しくて素敵なルイお兄ちゃん、こんにちは。
ルイとパール


パールちゃんです。
7月の末、土砂降りの雨の中、一人ぼっちで大きな声で頑張って鳴いているところに遭遇してしまったので、アトリエに連れて帰りました。泥だらけでしたが、綺麗に洗ってあげたら、中からこんな天使が現れました。

パール

どうぞよろしくお願いします。


センチメンタルジュエリーという言葉があります。
ファッションや飾りとしてだけではなく、愛情や思い出を表現したり、
意味や、特別な感情を込めたジュエリーのことをそう呼びます。
愛しいという思いを、花モチーフであれば、花言葉に託したり、
宝石名の頭文字をつなげて、相手に贈る言葉を綴ったり、表現方法も色々あれば、
相手に思いを伝えるため、自分自身の秘めた思いとして、
お互いの愛情のしるしとしてなど、動機も色々です。

昨年から、センチメンタルジュエリーとしてロケットペンダントを作り始めました。
最愛の夫アルバート公を失くしたヴィクトリア女王は夫の髪の毛を小さなロケットに入れて生涯身につけたそうです。
今年は秋色のコスモスのブーケをロケットのモチーフにしました。
コスモスの花言葉は乙女の真心、少女の純真だそうです。
ロケットの中の小さな空間に、誰のどんな思いが詰まるのかぼんやりと想像しています。
ロケット
 ジャルダンプリマ ロケットペンダントヘッドPH-03 K18/シードパール/ダイヤ