長らく婚約指輪の定番だった立て爪ダイヤのソリテールリング。一粒ダイヤを高さのある爪で留めたリングです。
婚約指輪としてダイヤモンドリングが贈られるようになったのは1970年代からだそうで、当時のデビアスの「婚約指輪は給料の3か月分」広告キャンペーンがきっかけで広がっていったようです。
リフォームのご依頼で一番多いのが、その立て爪ダイヤのリングを普段使いの出来るジュエリーに、というものですが、リフォームを承り始めてから、一つ一つのリングにまつわる時代の背景や、それぞれのジュエリーに込められた思いなどに想像をめぐらすようになりました。
それぞれに特別な物語があるジュエリー。リフォームは、ジュエリーにとって物語の第2章の始まりという感じでしょうか。そう考えるとワクワクします。
今回は一粒ダイヤをメインに使ったリフォーム例を色々ご紹介しますね。
一粒ダイヤをメインに使ったリフォーム例
使われなくなって何となくくすんでいたダイヤが、新しいデザインに変えた途端、封印を解かれたように、急に自分がダイヤだったことを思い出した!みたいに燦然と輝き始めるのを沢山見てきました。
素敵な楽しい物語が始まりますように。